「ジャンクなお茶漬け」　ネタ提供：金巻“チャーリー”兼一 　お茶漬けってのは、簡単食事のＮｏ．１だと思いますが、やっぱり昨今は、「お茶漬けのり」をふりかけて、お湯を注ぐってのがスタンダードのようです。 　でも、もっと簡単で、おいしいお茶漬けがあるんです。 　ゴハンに本当のお茶をかけて、お漬け物を摘みながらサラサラとやる、「お茶漬けのり」登場以前の食べ方があるんですけど、その応用です。 　用意するものは、冷凍した１膳分のゴハン、お漬け物（イマドキだと、やっぱり「きゅうりのキューちゃん」とか、味つき梅とかですかね）、それと、ペットボトルのお茶。このお茶は、冷蔵庫にいれないで、常温保存しておきます。冷蔵したものは不向きです。 　で、まず電子レンジでゴハンをチン！します。電子レンジの哀しさで、茶碗も熱くなっちゃいますよね。でも、今回はそれも有効利用。熱いうちにゴハンを軽くほぐしたら、そこに、いきなり常温保存したペットボトルのお茶をかけちゃいましょう。 　そして、ゴハンがヒタヒタになるくらいまで注いだら、茶碗が隠れる程度のお皿を乗せて、１分ほど蒸らします。ゴハンだけじゃなく茶碗も熱いので、これがイイ感じで蒸れます。 　っつーわけで、出来上がり！　あとは、お好みのお漬け物を摘みながら、サラサラっとやってください。熱すぎないから猫舌さんでも食べやすいし、何より、暖められたおかげでお茶の薫りが立つんです。 　どうぞ、試してみてください。 　ちなみに、これは、昭和の名人と言われた落語家・古今亭志ん生の“焼酎茶漬け”からヒントを得ました。酒好きの志ん生師匠は、毎晩、お茶の代わりに、焼酎を熱いご飯にかけてサラサラっとやっていたそうです。うーん、究極だ。