結成半年後におこなわれたデビューライヴ。
　千葉の人脈から、元くじらの楠均さん主宰の音楽制作会社スリーパーズによる本イベント「第１回やみなべ」に出してもらった。出演は３バンドで、１番手がファンキーなロックバンドのＧＲＯＳＳ-Ｐ、２番手がゆら、トリが楠均さんの打ち込みリズムをバックにした弾き語りソロだった。楠均さんのコーナーには、ゲストギタリストとして、ヒックスヴィルの中森泰弘さんが登場。
　今となってはライヴの内容はあまり覚えていないが、演奏中に申し訳なくて帰りたくなった記憶はある。アンケートにあった「まだ人前に出るには早いのでは？」という言葉も覚えている。
「夢色の切符」は、金巻が脚本を書いたＣＤドラマ「ふしぎ遊技２」収録曲のカバー。オリジナル版のボーカルは、元ザバダックの上野洋子嬢。
　なお、楠均さんのライヴ後、出演者全員によるジャムがあり、ジェームス・テイラーの曲（……曲名忘れちゃった）で盛り上がった。ギターソロパートでは、中森さんとＧＲＯＳＳ?Ｐのギタリストとともに、金巻も掛け合いソロに加わったが、ブルースベースのソロを弾く二人を前に、おもいっきりアメリカンロックなソロを弾いてしまい、浮きまくった。

　第２回にして、単独ライヴ。大胆不敵。
　この回から、オートマチキンの本間大介氏がセッション参加、少しバンドらしい音になった。
　金巻の趣味で、登場テーマにクラナドの「ハリーズゲームのテーマ」、撤退テーマにシークレットガーデンの「ノクターン」を使いはじめた。
　新曲として披露した「時計仕掛けの刹那」は、ゼルダのカバー。千葉の持ち込み。
　制作は、前回の縁から、引き続いてスリーパーズにお願いした。
　演奏よりも長い、千葉と金巻のトークで話題をとった。

　スリーパーズ制作による２ＤＡＹＳイベント“A LITTLE EARLY CHRISTMAS PARTY”の第１夜としておこなわれた師走ライヴ。
　この回から、今まで制作として奔走してくれていたｋｅｎ?ｋｅｎが、かつての本業であるパーカッションとして参加、さらにバンドっぽくなった。
　アンコールでは、楠均さんが登場、ＫＩＳＳのカバーでも有名なアージェントの名曲“GOD GAVE ROCK'N ROLL TO YOU”を“楠バージョン”の替え歌で熱唱。ちなみに、翌日の第２夜は楠さんのニューバンド“カイバレス”のデビューライヴで、その宣伝も歌詞にしっかり入っていて笑えた。
　千葉と金巻のトークは、相変わらず長かった。
「夢のまにまに」演奏中に金巻のディストーションの電池が切れ、ステージ上で電池交換をした。
　曲順を並べてみて、「夢」のつく歌が多いことに初めて気づいたのもこの日。

　結成以来はじめて、同じメンバーによるライヴ。
　お客さんがたくさん来てくれたのはうれしかったが、最前列がステージにつま先が付きそうな距離に横一列。説教をする和尚気分で、やりづらかった。
　オリジナル曲が増えてきたこともあり、この回をもって、「時計仕掛けの刹那」と「僕のビビアン」がセットリストから消えた。
　第１期ゆらとしては、おそらくナンバーワンの出来だった。
　制作、スリーパーズ。

　今や伝説となりつつある悪夢のライヴ。
　この日は全てがおかしかった。メンバーがそれぞれに大小のトラブルを抱えており、それが強力なマイナスエネルギーを呼んでしまった。
　演奏はそつなかったが、メンバー間の心の不協和音がすごかった。資料用にビデオカメラを回してくれていた川崎ヒロユキ氏も、ステージ上のあまりの奇怪なムードにビデオを止めてしまったというくらい。
　本間氏作詞作曲の「つきよ」という新曲の披露も事態好転には無力だった。
　そんなわけで、この夜のライヴをもって、ゆらは一度目の解散をする。
　メンバーもその後、１年以上会うことはなかった。
　制作、スリーパーズ。

　約１年半という歳月を経ての、ゆら再結成ライヴ。
　この回から、すべてセルフプロデュースとなる。
　強力な新メンバーを迎え、パワフルな演奏を展開、詰めかけてくれた１５０人に「ただいま」を伝えた。何にしても、１年半経っても忘れずに来てくれたオールドファンには感謝感激。
　この回は、２部構成で、第１部がアコースティックで、第２部がバンド。第１部は、ギターとベースをバックに、千葉と成田のツインボーカル。妖しい双子衣装の千葉と成田が“新生ゆら”をイメージづけた。また、第２部での板橋のドライブ感溢れるドラミングが“バンドの今後”を期待させた。
　また、キーボード不在のため、キーボードパートは金巻が“新兵器”のギターシンセでフォロー。デジタル時代に感謝。
　なお、新メンバー加入というのもあり、新曲披露はなし。
　披露といえば、第１部で金巻のエレアコが演奏中に電池切れを起こし、２年半ぶりに“電池交換ショー”があった。

　今世紀最後の“ゆら”ライヴ。
　緞帳代わりのビデオプロジェクター・スクリーンが上がっていく中、演奏を開始……という千葉発案の演出でスタート。
　おそらく今までで最も荒いパフォーマンスだったと思う。だが、今までで最も“バンド”としてまとまっていた。演奏がとても楽しかった。
　５年に渡る活動の集大成であるＣＤの完成は、終わりではなく始まりであることが、証明されたライヴだった。
　温かいお客さんにも、感謝。

　新世紀初のライヴは、ゆら、久々のイベント参加。
　他の出演は、TOMATO, B4-001, Junior Size, Little Baby, blue velvet。全部レディース系バンド。で、恐ろしいことに、ゆらはトリであった。
　パフォーマンス的には、めちゃくちゃ荒かった。でも、オールスタンディングゆえのお客さんのノリも手伝って、なんだかとっても楽しく、リラックスして演奏できた。本当に、６曲しか出来ないのが、残念だった。
　それにしても、ゆら以外はほとんどが音楽事務所やレコード会社のバックアップを受けているバンドだったので、ゆらはリハから浮きまくってた。校則の厳しいお嬢様学校に乱入した“野武士軍団”ってカンジ。それはそれで面白かったけども。
　ともかく、日に日にバンドっぽさが高まるゆら。次回にもご期待あれ。

　今年最初で最後のワンマン・ライヴ。
　アル・ルカンの先月のライヴビデオを上映した後、滝晃一のＭＣから演奏スタート。
　今回本当に感じたのは、“ライヴ”ってこと。まさに生ものであり、何よりもイベントなんだね。それにしても、何といえばいいんだろう……殊更にはしゃぐわけでもなく、過剰に緊張するわけでもなく……なんだかメンバー一同、妙に自然体だった（今回から参加の秋人はかなり緊張してたけど／笑）。毎度のことながらミスも多いし、テクニカルな面でいえば問題点＆反省点のオンパレードだったと思う。でも、なぜだか不思議なくらいムードがよかった。素直に、楽しかった。それは最高の環境を作ってくれたスタッフ、そして勿論、終始熱くあったかい視線を送ってくれたお客さんのおかげだと思う。
　ありがとう。バンドをやってよかったです。

　今回の特筆点は、千葉のパフォーマンス＆ボーカル。鬼気迫るそれは、彼女の成長を如実に伝えていた。誇張なく、最高だった。
　アンコールラストの金巻はご愛敬ってことで（笑ひひひ）。

　１年半ぶりのライヴ。
　イラク戦争の戦後復興チャリティーイベント『PEACE&HEART』に１アーティストとして参加。他出演は、相川七瀬、嘉門達夫、シャ乱Ｑタイセー、トーコ、サンダルバッチ、ｐｚほか。音楽以外にも、三瓶などお笑い組、芝居で「the winds of god」「飛行機雲」などが上演された。１５時スタートで、結局午前０時すぎまでおこなわれた。
　ゆらは、３番目のバンドとして、１６時３０分頃に登場、上記の５曲をすみやかに（笑）に演奏した。持ち時間は２０分。
　今までで一番広い会場だったにも関わらず、メンバーはあまり緊張することなく、普段通りに演れたと思う。暖かいお客様にも感謝。
　千葉のノリもよく、ゲストで参加してくれた菊地由美嬢もイイ感じの歌声を聞かせてくれた。客席の出音は相当よかったらしい。
　恒例行事（？）としては、ラスト「う・た・か・た」前のスローブルースパートで、金巻がアドリブ中にスケールを逸脱するハプニング（とゆーかミス／笑）もあった。
　お客さんの中には、わざわざ会社を休んでまで来てくれた人もいて、メンバー一同、感謝感激。本当に、ありがとうございました。
　さーて。今度はいつやるのかな。すべては、千葉先生次第なり（笑）。

　ひっさびさのライヴ。約４年ぶり。
　12年前にＴＢＳラジオで放送していた「ラジオ声優グランプリ」のパーソナリティーズによる同窓会イベントの、第２部。
　ゆらも、この番組から生まれました。そして今回は、初期メンバーの中島安奈と筒井武も参戦。懐かしくも楽しいライヴになりました。
　ボーカルも、ゆらの曲をパーソナリティ４人で分け合って歌い、賑々しく。
　お客さんの暖かいムードには心から感謝。久々だったのでミスはいっぱいありましたけども、それはひとつ、ご愛敬ということで(^^;;;
　ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。またいずれお会いしましょう。千葉先生の気分次第で（笑）。

　８年ぶりのワンマン。
　お客さんの暖かなムードのおかげで、とても楽しく演奏ができました。
　前半では音響にトラブルがあったそうだけれど、その後は改善されて非常にバランスのいいサウンドだったとか（ステージ側は出音はわからんので／笑）。
　終了後には、千葉嬢自ら売り子になって、特製ガチャガチャを販売したりして、お祭り感覚で盛り上がってみたり。
　そして今回のライブでバンマスはしみじみ思いましたですよ。まだ成長できるバンドだなぁ、と。

　３年ぶりのライブはワンマン。
　今回もお客さんが暖かく、和やかな雰囲気で楽しく演奏出来ました。本当にゆらはお客さんに恵まれております。感謝。
　アコースティック中心の小屋なので、ロック色は若干抑えめ。千葉先生は非常に声がよく出ていて、チョベリグ（死語）でございました。
　さて、次はあるのか（笑）。




　to be continued……